白布峠から歩く酷熱の西大巓・西吾妻山【前編】

福島県の山

登山した日-2020.8.11

8月の夏休み、磐梯山を登った僕は続けて、西吾妻山(吾妻連峰の最高峰:2035m)も登ることにしました。幾つかあるルートの中から『白布峠(しらふとうげ)』のルートを選びます。

白布峠は標高1400mもあり、西吾妻山との標高差は600m程度と他のルートと比べれば楽かな。と思っていたら大間違い。滑りやすい岩場と急坂のキツイ道でした!

※この記事は全2ページあります。

今回歩いたコースと時間

4:30白布峠駐車場5:30矢筈山7:35西大巓8:40西吾妻山(8:45戻り)9:50西大巓11:20矢筈山12:30白布峠駐車場着  (計8時間)










1.西大巓を目指す

磐梯山登山を終えた僕は、そのまま白布峠駐車場へ移動してここで車中泊することにしました。

今日は福島全域猛暑日で各地で37度越え。標高1400mの白布峠なら夜はきっと涼しいだろうと思ってたら、夜になっても気温は下がらず蒸し暑い天気。

暑くて眠れないから外に出ると、西吾妻山の上に星空が輝いていました。

西大巓・西吾妻山1

ほとんど眠れないまま夜を過ごして、午前4時30分に登山を始めました。

今日も猛暑日の予報だから、早朝出発して早めに下山しましょう。

西大巓・西吾妻山2

朝焼けに染まる空。

西大巓・西吾妻山3

向こうに見える黒い山が西大巓(にしだいてん:1982m)で、西吾妻山の前に立ちはだかっています。まずはあの山を目指します。

西大巓・西吾妻山4

歩き始めは車道に沿っての平坦な道で、草薮をかき分けて進んでいきます。やがて登山道の看板が現れると本格的な山道になります。深いブナの森がどこまでも続く単調な尾根道です。

西大巓・西吾妻山5

森の隙間から見えた飯豊連峰。8月なのに山筋には残雪がまだ残っていました。いつかは登ってみたい憧れの山の一つ。

西大巓・西吾妻山6

2.西大巓のキツイ登り

ブナの森の中、緩やかな尾根筋を歩き続ける事およそ1時間程で矢筈山(1510m)の小ピークを踏むと、その先は下り道で、小さな湿原が広がる鞍部に降り立ちました。

幾つか沢を越えると西大巓への登り返しとなり、今まで広がっていたブナの木々は針葉樹のオオシラビソに取って代わります。

西大巓・西吾妻山7

オオシラビソの深い森の中、登山道の傾斜角度はここから加速度的に上がっていき、辛い登りが連続します。

足元の露出した岩は苔っぽくて、足を置くと氷のように滑るから歩くのに神経を使います。登りはいいけど、下りでまたここを歩かなきゃいけないのか・・・と思うと気持ちが憂鬱。

西大巓・西吾妻山8

標高をどんどん上げて行くも、周りの空間すべてが密林に囲まれているので展望はゼロ。風も通らないから暑いし相変わらず岩の上は滑るし良いことナシ。登れど登れど山頂に近づいている気配は無く、体力精神的にも辛い登りが続きます。

景色に変化が見えたのは標高1900mを過ぎたあたりで、勾配が幾分緩くなり、森の背丈も低くなってきました。
もうそろそろ西大巓山頂が見えてきそうな予感がするけれど・・・。

西大巓・西吾妻山9

と思ってたら、突然何もない空間に出ました。標高1982m、西大巓山頂に到着です!

西大巓・西吾妻山10

3.西大巓からの展望は

西大巓山頂からは、目指す西吾妻山を間近に望むことが出来ました。初めて目にした西吾妻山の第一印象は

『なんか山じゃなくて丸い丘みたい。』

吾妻連峰最高峰という肩書の割には、険しさや特徴に乏しいのです。

西大巓・西吾妻山11

東側には安達太良連峰。

西大巓・西吾妻山12

南を向くと、昨日登った磐梯山が夏空の下にそびえ立っていました。

西大巓・西吾妻山13

磐梯山の爆裂火口壁もハッキリ見通せます。

西大巓・西吾妻山14

西側は飯豊連峰の膨大な山並み。西大巓山頂からは他にも月山、鳥海山や蔵王連峰など東北の名だたる山々を一望出来ました。こんなにも素晴らしい展望の山とは思っていなかったから嬉しくてたまりません!

西大巓・西吾妻山15

一通り周りの山を見て、もう一度西吾妻山を見るとやっぱり特徴に欠けます。でもゆったりとした山裾を大きく広げた山体は貫禄があり、山頂全体を覆うオオシラビソの黒い森が西吾妻山のボリューム感を一層際立たせていて見応えは十分。

西大巓・西吾妻山16

しばらく西大巓に居ようかと思ったけど、日差しがキツく木陰が無いので、休憩は程々にして西吾妻山へ向かう事にします。今まで森ばっかりだった景色は一転して、お花畑や湿原の世界へと変化するのでした。

西大巓・西吾妻山17

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