松前半島・大千軒岳~道南最奥の花の山

北海道の山

登山した日-2007.6.13

大千軒岳(だいせんげんだけ:1072m)は、北海道南部・松前半島の中央にそびえる山です。

登山コースは『新道コース』『旧道コース』『知内コース』の3つあって、今回は登りに旧道コース、下りに新道コースを利用します。

今回歩いたコースと時間

9:00旧道登山口10:40千軒平11:10大千軒岳12:00新道登山口12:30旧道登山口着  (計3時間30分)





1.ブナの森を行く

旧道登山口入り口そばの広場にバイクを停めて、登山口へ入っていきます。

ちなみに麓からこの登山口まで未舗装の林道を片道30km程走らないと行けないので、登山口に行くまでが大変です。

大千軒岳1

登山口へ入った途端に広がるブナの原生林。

大千軒岳2

登りの序盤は、見応えのあるブナの森がずっと続きました。

大千軒岳3

エゾハルゼミが居ました!『ミョーキン、ミョーキン、ケケケケケケ』という独特の鳴き声がブナの森に響いています。

大千軒岳4

2.主稜線へ

登り続けると森が切れて、初めて大千軒岳の頂を捉えます!

山頂は草原に覆われていました。一見すると優しそうな山に見えるけれど、よく見ると谷筋は雨雪で深く刻み込まれていて人を寄せ付けない厳しい雰囲気も見せています。

大千軒岳5

向こうに主稜線が見えて来ると、辺りは森林限界に。見晴らしが良くなって開放感に包まれました。

大千軒岳6

ここまで登るとブナの木は無くなり、代わりにダケカンバとササが主役になります。

大千軒岳7

くねくね曲がりくねったダケカンバの木々は、まるで踊ってるよう。

大千軒岳8

見上げれば捻じ曲がったダケカンバの木。

独特の樹形を見せるダケカンバは新緑の葉を付けてササ原の中に点在し、不思議な景色を作り出しています。

まるで異世界に迷い込んだ光景に心が奪われます。

でもちょうどキツい登りに差し掛かっていたのでゆっくり眺め続ける訳にもいきません。

大千軒岳9

3.十字架が建つ花の千軒平

急坂を登り切ると十字架のモニュメントが立つだだっ広い草原、千軒平に到着しました。

大千軒岳10

大千軒岳に十字架のモニュメントが立ってる由来

江戸時代この付近に金山がありましたが、キリスト教弾圧で強制労働させられていた隠れキリシタン100人以上を処刑したことを慰霊するために建てられたものです。

そこは一面のお花畑が広がる天国。

大千軒岳11

大輪のピンクの花を付ける『シラネアオイ』。雪深い初夏の山ではおなじみの花です。

大千軒岳12

エゾノハクサンイチゲの大群落と、歩いて来た尾根。

大千軒岳13

大千軒岳山頂まであと少し。

大千軒岳14

菊っぽい紫色の花は、ミヤマアズマギク。

大千軒岳15

草原のどこを見てもエゾノハクサンイチゲだらけ。

大千軒岳16

千軒平を過ぎると大千軒岳最後の登りに差し掛かりました。

草原に包まれた尾根道はエゾノハクサンイチゲが斜面一面に咲き誇っています。

大千軒岳17

視線をお花畑から正面に向けると、今度は大千軒岳の美しい頂が僕の視野いっぱいに飛び込んできます。

大千軒岳18

振り返ると、たおやかな稜線の向こうに前千軒岳(1056m)がそびえ立っていました。

大千軒岳19

4.大千軒岳山頂

大千軒岳山頂に到着です。

大千軒岳20

山頂から見えるのは山ばかり。逆に人工的なものが何処かに見えないかを探してしまうほど360度山だらけでした。

大千軒岳が奥深い山である事を思い知らされます。

大千軒岳21

下山途中に見上げた大千軒岳。

大千軒岳22

新道登山口へ下山後、林道から見上げた大千軒岳。

お花畑がすごくて、山の姿も綺麗で、ブナの森も美しく展望もすばらしかった大千軒岳。またいつの日か必ず登りたい最高の山でした。

大千軒岳23

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