奥多摩・鷹ノ巣山~癒されて浅間尾根

奥多摩・鷹ノ巣山~癒されて浅間尾根
2012年11月2日

5月のゴールデンウイーク。新緑の季節になったから奥多摩へ登山しよう思い立ち、何処か手軽な山は無いかなぁ~と地図で調べていたら『鷹ノ巣山』が目に付いたので奥多摩町奥集落から浅間尾根ルートで登ってみました。

登山した日-2005.5.05

登山日記 地図データ

東京都最奥の集落から登山

5月5日の早朝、奥多摩町の奥集落にある浅間尾根登山口へ到着しました。

車が数台程しか停まれない小さなスペースにバイクを停めて眼下の風景を眺めてみると、ここが東京都とは思えない深い山並みと急斜面にへばりつく数件の民家の景色が広がっています。

その険しい山並みのあちこちが新緑に染まっていて、朝の日差しを受けて萌黄色に輝きキレイな光景だなぁ。登山前からこんな綺麗な景色を見られるなんて幸先良い感じ!

急な階段を登って斜面に広がる畑を横断するとスギの人工林へ突入。少し進むと鳥居が見えて、鳥居の先に浅間神社の御堂が建てられていました。今日一日の登山の安全と新たな景色との出会いを祈って神社を後にします。

その先はジグザクの急登で、まだ身体がほぐれていない序盤だから結構しんどくて身体にこたえるし、単調な人工林の森の中だからちょっとツマラナイ。そんな登りにうんざりしてくる頃人工林を抜けて、ブナやミズナラの新緑が一面広がる明るい森へ出たのです。

東京都最奥にある奥多摩町の奥集落にも遅い春がやってきました。 コナラの新緑が眩しい春の雑木林。

感動の森!新緑の浅間尾根

何処を見渡しても目に入って来るのは萌黄色の新緑ばかり!しかも歩いても歩いてもずっと続くから心がだんだん癒されてくるから気分が高揚して楽しくなってきました。

ふと昔歩いた白神山地の森を思い出して、その時の記憶と今感じる浅間尾根の森とを頭の中で比較してみると若干の違いはあれど、森の色や雰囲気はまったく一緒。まさか奥多摩で白神山地を連想するような森に出会えるとは思っていませんでした。

浅間尾根上部、標高1500m辺りまで登って来ると新緑の木は無くなってコース唯一の水場が見えてきました。此処まで来れば主稜線は目と鼻のだからここで水を飲んで喉の乾きを癒そうと思って、湧き水を口に含むとちょっと後味がする水だったけど癒えるに十分な冷たさで疲労回復!

登り序盤は新緑の雑木林と杉の人工林が広がる里山の光景。 浅間尾根中腹に広がる新緑のブナ林。 美しいイヌブナの新緑。 イヌブナに負けじとカエデも新緑。 何処までも続く新緑の道をひた歩いていきました。 新緑の森の中でさえずる小鳥たち。 浅間尾根を登り切ると主稜線に出て木々の向こうに鷹ノ巣山避難小屋が見えてきました。

午後の浅間尾根

水場を過ぎて程なくして主稜線に建つ鷹ノ巣山避難小屋へ到着すると、小屋前の広場には大勢の登山者が休んでいました。

ここはもう鷹ノ巣山山頂直下で、避難小屋から西尾根をダイレクトに登るコースと、鷹ノ巣山南斜面を一旦巻いて東尾根から鷹ノ巣山へ向かうコースがあります。時間は十分にあるから東尾根から鷹ノ巣山を目指すコースをチョイス。

鷹ノ巣山の東尾根へ辿り着くと尾根一体は人為的に伐採された防火帯になっていて、草原が広がる見晴らしの良い心地よい稜線満歩。でも春霞みで景色全体は靄っているし新緑はまだだったから色褪せた風景ばかりでなんだか殺風景。でもあと数週間もすればここも緑に染まって華やかになるはずです。

辿り着いた鷹ノ巣山の頂上は見晴らしが良くて気分爽快!奥多摩最高峰の雲取山を始め、奥多摩の膨大な山々の広がりを存分に堪能できたから満足。なだらかな山肌に寝そべってうとうと・・・。

さて、時間も大分経ったしそろそろ帰ろうか。

鷹ノ巣山から浅間尾根まで降りると再び新緑の世界に戻ってきました。登りの時と比べてなんだか景色がちょっと違う感じがする・・・と思わせてしまうのは太陽がすっかり昇って森の色合いに違いが出たからかも。登りに見た新緑はより鮮やかに輝いていてじっと見ていると眩しく眩暈がしそうなくらいでした。

浅間尾根を抜けて登山口へ降り立った時には、緑の世界からようやく抜けて何だかほっとした気分。でもそれは苦痛から開放された感覚じゃなくてサウナから出た清々しさみたいな感覚で身も心もスッキリ。新緑の時期でしか味わえないこの感覚、やっぱり新緑登山は最高です!

鷹ノ巣山南面の巻き道。 鷹ノ巣山東側尾根から望んだ鷹ノ巣山。 鷹ノ巣山から見下ろした浅間尾根はなかなか長大。 鷹ノ巣山の防火帯に咲いていた白いスミレ。 山頂から眺める奥多摩最高峰の雲取山。 山頂から見た日陰名栗山。 防火帯が続く尾根道を避難小屋へ向けて下ります。 午後の浅間尾根の新緑の森は一際輝いていました。

鷹ノ巣山登山地図

※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1地形図を使用しました。(承認番号 平22業使、第609号)

データ

登山に要した時間 / 6時間