谷川連峰・馬蹄形半分縦走(前編)

谷川連峰/赤城/武尊

紅葉に彩られた谷川岳の馬蹄形縦走に挑戦!でも体力不足で途中敗退・・・

登山した日-2012.10.14

登山日記
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馬蹄形縦走へ挑んでみよう

午前6時、谷川岳の登山口にある土合橋駐車場へやって来ると車で一杯だからびっくり!車の周りには沢山の登山者が闊歩していたり、ちょとしたテントサイトがあったりで混雑振りに唖然としていると、マイクロバスがやってきて開いたドアから沢山の登山者が吐き出されます。紅葉シーズン本番を迎えた谷川岳は早朝から人混みに溢れていました。

さて、今回は谷川連峰の馬蹄形縦走に挑戦!ここ土合橋の駐車場から白毛門(しらがもん)→朝日岳→清水峠→蓬峠と歩いて初日は蓬ヒュッテでテント泊。翌日は蓬ヒュッテから武能岳→茂倉岳→一ノ倉岳→谷川岳→西黒尾根→土合へ下山。

このコースを線でなぞると馬の蹄のような形になるので馬蹄形と呼ばれ、全体を通してアップダウンがキツい長大なコースです。

土合口の駐車場は登山者やテントでいっぱいでちょっとしたカオス状態。
駐車場の端にある馬蹄形縦走の入り口。ここから地獄の登山がスタート。

白毛門(しらがもん)の地獄の急登

テントやら食材やら水やらが詰まったザックを背負うと肩や腰に重みがずっしり伝わって、この瞬間今から縦走するんだっ!!ってテンションアップ。数歩歩いて、ザックの重心を整ったら登山開始です!まず最初に目指すは白毛門(1720m)。

駐車場奥に登山口があって小さな橋を渡ると早速ブナの森へ突入し、少し進むと目の前に急傾斜の登山道が現れました。『えっ?いきなりこれを登らなきゃいけないの?』と誰もが思いそうな地獄の勾配。首を思いっきり持ち上げないと登山道の上が見えません。

スーッと大きく息を吸って覚悟を決め、登山道へ取り付いた途端息が切れるキツイ登りで一気に汗が吹き出します。それにザックの重みも身体に応えるから余計にキツイ。でもスタートしたばかりだから有り余る体力をフルに使って駆け上がり先行者を追い越していきます。どの登山者も疲れきった表情で足が止まっては項垂れていました。

辺りは白い樹肌が美しいブナの森が広がっているけど眺める余裕はありません。とにかく登ることだけに集中です!

谷川岳の急登コースと言えば『西黒尾根』が有名だけど、こっちの方が遥かにキツイなあ。西黒尾根は殆ど足だけで登れるけど、こっちは手も使わないと登れない段差が連続するからです。

急登のブナの森はキツくて序盤から死にそう。
古い登山標識。
木々の間からチラリと見えて来た谷川岳の一ノ倉沢。

絶景の松木沢ノ頭

登り続けるとブナの森が広がる斜面から尾根上の登りになって、ヒノキや五葉松が点在する景色に変わります。時折密林のスキマから見える谷川岳を目を凝らして見ると、山肌はすっかり紅葉色。

次々と出現する岩の斜面や段差を、木の根っ子や石を掴んで足を踏ん張って乗り越えながらまだ見えない白毛門の頂きを目指してひたすら登り続けます。

そろそろ辛くなってきたな・・・キツイ!しんどい!一体この登りは何時まで続くんだろう。辺りを見渡しても密林以外に見えるものは無く、登山というより半ば荒修行をしているような気分です。

駐車場から登り始めることおよそ1時間半、辺りを覆っていた密林の樹高が低くなって間もなく岩場へやってきました。そこでは先行する高齢者の登山者グループがザイルを使って登っていました。

この岩場を過ぎると『松木沢ノ頭(1484m)』の小ピークへ到着。展望が開けたここからは眼前に谷川岳や一ノ倉岳の大絶壁を堪能出来て、特に黒い岩の屏風となって展開する一ノ倉沢の大絶壁は圧巻の一言。

辛い登りを乗り越えた者だけに送られる松木沢ノ頭からの絶景という名のプレゼントです。

松木沢ノ頭の山頂は谷川岳一ノ倉沢を拝める絶好のスポット!
大迫力の谷川岳一ノ倉沢。本当に絶壁です。
松木沢ノ頭からは白毛門を間近に望め、その白毛門は全山黄葉でほんのり色付いていました。

白毛門の絶頂へ

松木沢ノ頭山頂に立って初めて白毛門の姿を捉えました。行く手にそびえ立つ岩と草原に包まれた白毛門は距離的には目と鼻の先だけど、キツそうな登りがまだまだ続きそう。

ここまでの登りで疲れ切っていたから白毛門の登りが億劫で仕方ありません。でもここで弱気になっちゃいけません!前進です!

白毛門最後の登りに取り付くと、森林限界になってミヤマナラやシャクナゲ、ササの潅木が広がり、やがて美しい草原へと景色は変化します。

相変わらず容赦のない急斜面を苦しみながら登ると、前方に空間が見えてきたと同時に白毛門山頂へ立ちました。山頂からの展望は松木沢ノ頭同様に谷川岳や一ノ倉沢を存分に眺められて最高。そしてこれから踏破していく笠ヶ岳や烏帽子岳の頂きも望むことが出来ました。

澄んだ秋空の下、優しい草原に包まれた笠ヶ岳と烏帽子岳は錦色に染まってとても絵になる光景です。初めて目にしたそれらの山々は想像以上に重厚感に溢れているから、手が届かない遠い頂きのように感じました。

松木沢ノ頭を越えてこれから白毛門最後の登りへ。
草原広がる白毛門の急斜面。写真中央にはさっき登った松木沢ノ頭がすっかり真下に。
谷川岳一ノ倉沢の絶景を背にして白毛門を登っていきます。
白毛門の頂きはもう間近(写真右)。
ここが白毛門の山頂で見晴らしは抜群。
紅葉に染まる山肌。
白毛門から望んだ笠ヶ岳・烏帽子岳方面。これからあの頂きを踏破していきます。

朝日岳&白毛門写真ギャラリー

※クリックすると拡大します。

朝日岳&白毛門登山地図

※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1地形図を使用しました。(承認番号 平22業使、第609号)

データ

登山に要した時間
土合口登山開始6:30→朝日岳11:00→清水峠13:00→土合口下山18:00
トータル11時間30分

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