緑の回廊だった有間山稜&蕎麦粒山&仙元尾根(1)

奥武蔵周辺

今回は埼玉県秩父市の奥武蔵・有間山稜と蕎麦粒山、仙元尾根の長大なコースを歩いて見ることにしました。この辺りに足を踏み入れるのは初めてなので、どんな自然や景色と出会えるのかとっても楽しみです!

※この記事は全3ページあります。

登山した日-2014.5.11

登山起点・浦山大日堂

5月11日は朝から快晴の清々しい天気。バイクで秩父市街を抜けて秩父さくら湖沿いのクネクネした県道73号線をしばらく走ると、登山口のある浦山大日堂へやってきました。今回はココを起点に登山をしていきます!

パッキングを済ませて7時15分に浦山大日堂を出発して、最初の目的地『鳥首峠』を目指して車道を歩いていきました。車道沿いには美しい渓流があって朝早くから釣り人があちこちで川魚を狙っています。

でも登山者は誰ひとり見当たりません

辺りは新緑に染まっていたのに薄暗い谷筋に目を遣ると2月の大雪の時に降った雪がまだ残っていました。

県道73号線を15分ほど歩いたら『浅見キャンプ場』近くの分岐にさしかかり、鳥首峠方面へ入ると道路は通行止めで車侵入止めの柵が敷かれてありました。柵をくぐっていくと道路は雑草や落石で一気に荒れてきました。

ここを歩き詰めると車道が無くなって前方に登山口が見えてきました。いよいよ登山本番です。

有間山稜・蕎麦粒山・仙元尾根1 浦山大日堂。バス停のここにはトイレやベンチがあるので登山前にしっかり準備出来ます。

有間山稜・蕎麦粒山・仙元尾根2 車道脇にはガクウツギっぽいのが咲いていました。

有間山稜・蕎麦粒山・仙元尾根3 車道終点に登山口がありました。ここから山旅がスタートです!

森の中の廃墟

登山口へ入ったら薄暗いスギの人工林の中のジグザグの登りで、少し進むと前方に石垣が見えてきたと同時に木々の間から人家が突如出現しました。

『えっ??こんな薄暗くて道路も無い山奥に人が住んでるの????』

と、そう思って近づいて見ると、家の戸は固く閉ざされて中は荒れに荒れ放題。

遠くから見れば綺麗そうな人家も間近で見ると痛みが激しく、朽ち果てようとしていました。この場所にはちょっと前まで集落があって、人が何人も住んでいたのでしょう。その証拠に他にも人家跡と思われる石垣や広場が築かれていて、そういう場所にはガラス瓶や錆びついた缶やその他生活道具が散乱していました。

もう何十年も経つと家は完全に朽ち果てて、人の気配は完全に消えてしまうでしょう。ふとそんなことを思いました。

有間山稜・蕎麦粒山・仙元尾根4 森のなかから突如現れた民家・・・

有間山稜・蕎麦粒山・仙元尾根5 人が住んでいるのかと近づいて見たら家が朽ちていて誰も居ません。

有間山稜・蕎麦粒山・仙元尾根6 主を失った家は荒れに荒れていました。

有間山稜・蕎麦粒山・仙元尾根7 民家の近くには小さな社や石碑が残っていましたが、最近は誰もお参りしていない感じでした。

スギの森を越えて鳥首峠へ

無人の集落を後にして再び登山を開始します。木漏れ日差し込むスギの人工林の中を登っていくと、倒木で荒れ放題の涸れ沢にたどりついて、ここを横断して対岸の斜面に取り付くと勾配はどんどん急になっていきました。

つづら折りの急坂を30分ほど掛けて登っていくと前方が少し明るくなって尾根筋が見えてきました。有間山稜の主稜線で鳥首峠まではもう目と鼻の先。あと一息!

鳥首峠に到着したのは8時40分。古い祠が祀ってありました。ちょっと一息付きたいところだけど、今日予定してる全コースの15%程を歩いたに過ぎません。

道程は遥か遠く・・・なので休憩は程々にして次なる目的地『滝ノ入頭(1071m)』を目指します!

有間山稜・蕎麦粒山・仙元尾根8 スギの森が続く登道を鳥首峠へ向けて歩き続けます。

有間山稜・蕎麦粒山・仙元尾根9 荒れ放題の涸れ沢を横断。

有間山稜・蕎麦粒山・仙元尾根10 薄暗いスギの森の地面にスミレ(フイリフモトスミレ)の花が。

有間山稜・蕎麦粒山・仙元尾根11 スギの森を抜けて主稜線へ出ました。ここが鳥首峠です。

有間山稜・蕎麦粒山・仙元尾根12 鳥首峠に立つ古い祠。

大規模な伐採地が広がる滝ノ入頭

この先は有間山稜の主稜線沿いに登山道が続いていくことになります。

ここから先は序盤に広がっていた陰鬱なスギの人工林は無く、新緑の美しい広葉樹の森が広がって来るようになります。時々新緑の中を紅色のミツバツツジが咲き誇っていて綺麗な景色に出会えて気分が楽しくなってきました。

でも登山道はキツくなって岩や木の根が露出する急斜面に差し掛かった時には、息が切れてしんどくて何もかもが嫌になるくらい気分が落ち込んでしまいます。でもガマンして登って行くと前方の森が開けてきたのです。

と、同時に突然目の前がパッと開けて大きな山並み広がる大展望が広がりました!

滝ノ入頭の肩に到着です。尾根の西側斜面は大規模に伐採されていて見晴らしが良く、目指す有間山稜や蕎麦粒山、仙元尾根を思いのままに眺められたのです。

初めて見るその景色の壮大さに思わず感極まったけど、あまりにも膨大過ぎる山々を目の当たりにして、果たして僕はコースを全部踏破出来るのか不安もよぎってきたのです・・・

有間山稜・蕎麦粒山・仙元尾根13 有間山方面へ向かいます。

有間山稜・蕎麦粒山・仙元尾根14 待ち構えるキツイ急斜面。息がきれます。

有間山稜・蕎麦粒山・仙元尾根15 急斜面を登り切ると滝ノ入頭の肩へ到達。すると突然目の前に森が伐採された光景が広がります。

有間山稜・蕎麦粒山・仙元尾根16 滝ノ入頭からの展望。正面には目指す蕎麦粒山、仙元尾根が見渡せます。

有間山稜・蕎麦粒山・仙元尾根17 遥か西には両神山が。特徴ある山容だからドコから見てもすぐ判りますね。

有間山稜・蕎麦粒山・仙元尾根18 春色に包まれようとしている森。

有間山稜・蕎麦粒山・仙元尾根19 写真中央左のピークが蕎麦粒山(1473m)、右側が天目山(1576m)。中央の尾根が仙元尾根。

有間山稜・蕎麦粒山・仙元尾根20 目指す有間山や蕎麦粒山、仙元尾根はあまりにも長大でした・・・。

有間山稜・蕎麦粒山・仙元尾根登山地図

【コースタイム】7:15浦山大日堂→8:40鳥首峠→9:50有間山→11:30日向沢ノ峰手前→12:00蕎麦粒山→14:40浦山大日堂下山 計7時間25分

【浦山大日堂バス停の駐車場について】駐車スペースがありますが路線バスの停車場なので一部駐車禁止になっていて端っこに車2~3台分のスペースが残されている程度です。因みに少し先にある『浅見キャンプ場』の道路分岐付近にも車2~3台分の駐車スペースがあります。

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