谷川連峰・緑にむせる初夏の三国山~平標山~仙ノ倉山(1)

谷川連峰/赤城/武尊

6月中旬の週末。待望の梅雨の晴れ間がやってきました!長雨の鬱憤を晴らすように真夜中にバイクをかっ飛ばして群馬県の三国トンネルを目指します。

登山した日-2014.6.15

三国峠から三国山へ

今回は谷川連峰の三国山(1636m)・平標山(1984m)・仙ノ倉山(2026m)を三国トンネルから往復で登るプランです。

国道17号線をひた走って、群馬県と新潟県の境にある三国トンネル手前の駐車場にバイクを停めて、歩いて登山口へ向かいます。

早朝5時前という事もあって車の交通量は少ないけれど、時々トラックや車が通るとドライバーが奇異の目を僕に向けてきます。『何で早朝こんな山奥の国道を人が歩いてるんだ?』という目で。

『この先に登山口があるから歩いてるんです・・・』

って心の中で呟きながら、目の前の三国トンネルを眺めるんだけど、どう見ても登山口があるような感じはしません。それに案内板も何も無いから本当に登山口があるかちょっと不安なキモチになります。

トンネル入り口まで来ると右側に藪道が延びていました。登山口はちゃんとありました。ホッとしながら踏み込むとブナやミズナラなどの鬱蒼とした広葉樹の森が辺りに広がりました。

平標山~仙ノ倉山1 国道17号線、群馬県と新潟県境を貫く三国トンネルです。

平標山~仙ノ倉山2 登山口はこのトンネル入り口手前にあるはずなんだけどそんな雰囲気がしません。

平標山~仙ノ倉山3 と思ったらトンネル入り口脇に登山口がありました!

平標山~仙ノ倉山4 三国山へ向かう登山口。中部北陸自然歩道でもあるみたいです。

平標山~仙ノ倉山5 登山口へ一歩踏み込むと辺りは鬱蒼とした広葉樹の暗い森の中。でも見た目の暗さと違って鳥達のさえずりがとても賑やか。

キツイ木道の三国山

朝の気温は8℃で森の中はとっても冷んやり。それでいてムッとする湿気が肌に纏わり付いて腐葉土臭が漂っています。

森の中は鳥達があちこちでさえずっていて、ピチュピチュという声の中に、ホッホーホッホー、ヒンカラヒンカラ鳴いてる声など色んな種類の鳥が声が賑やかに合唱しています。だから暗い森の中に居るにも関わらず、陰鬱さを感じませんでした。

登山をスタートしてからおよそ20分。前方が明るくなって、突然森を抜けると灌木の中に建つ神社へたどり着きました。

『三国峠』です。

鳥居と神社の後ろに、藪に覆われたこんもりした頂きがそびえていてそれは最初に目指す三国山(1636m)でした。・・・その意外にも早い三国山の登場と、見た目のなだらかさに、僕は楽勝で登れると思ったらこれが大間違いでした。

いざ三国山へ取り付いて見ると階段状の木道が続いていて、木道の段差と僕の歩幅が合わなくて歩き辛く、おまけに最後には急勾配の階段が待ち構えていて序盤なのに息が切れてしまいました。

たどり着いた三国山山頂では期待していた谷川連峰の展望は灌木に遮られて拝めませんでした。でも南側や西側は開けていて、間近に稲包山(1598m)や遠く浅間山・榛名山方面を見渡すことが出来ました。

時刻は午前6時過ぎ。日の出からそう時間が経って無いのに、降り注ぐ太陽の陽射しは強烈で今日は灼熱日和になりそうな予感です・・・。

平標山~仙ノ倉山6 緩やかな登山道を道標伝いに20分程登っていくと・・・。

平標山~仙ノ倉山7 森が開けて神社と鳥居が建つ峠へ立ちました。ここは三国峠。社のバックには三国山がそびえます。

平標山~仙ノ倉山8 三国峠から灌木広がる斜面を登っていきます。

平標山~仙ノ倉山9 三国山山頂は灌木に覆われて谷川方面の展望は利きませんが・・・。

平標山~仙ノ倉山10 西側・南側は開けていて稲包山を始め、遠く浅間山や榛名山を拝める好展望でした!

青と緑の世界

三国山を後にして、次なるポイント『三角山』を目指します。

山頂を少し下って尾根道を北へ歩くと藪が開けて、目指す平標山・仙ノ倉山の姿を初めて目の当たりにします。

山肌に残雪を残し、朝日に輝いて山襞の向こうに悠然とそびえ立つ平標山と仙ノ倉山の美しい山容に思わず感極まります。でも、そこまで至るには目の前に立ちはだかるいくつもの山を越えなくてはいけません。登山早々、三国山の登りで結構体力を使った僕には、これからの長い行程を踏破できるかちょっと慄いていました。

こういう時は気楽モードで『とりあえず行ける所まで行こう・・・』。

登山道脇には、すずらんの花を逆さにしたようなアカモノの白い花が沢山咲いていて、他にもオオイワカガミのピンクの花、ムラサキヤシオツツジの真紅の花が登山道を彩っていて目を楽しませてくれます。

途中一服しようと立ち止まって辺りを見渡せば、僕の立つ尾根の両側は一面の緑。それも鮮やかな黄緑色の森が大海原のように広がっていて、緑色から視線を上へ逸らせば澄み切った青空が一面広がってます!

緑と青が織りなす爽快な光景にズルズル引きこまれながら、夢中になってアップダウン続く尾根道を歩いていると随分距離を稼いで三角山山頂直下まで達していました。

平標山~仙ノ倉山11 三国山を過ぎると、目の前に目指す平標山と仙ノ倉山が姿を見せました。ずっと遥か遠くに・・・。

平標山~仙ノ倉山12 初夏の稜線を真紅で彩るムラサキヤシオツツジ。

平標山~仙ノ倉山13 アカモノの花。白い釣鐘状の花が可愛すぎる。

平標山~仙ノ倉山14 朝日に輝くダケカンバの木々。

平標山~仙ノ倉山15 緑に染まる山肌。

平標山~仙ノ倉山16 左奥は平標山。中央に三角山。右のなだらかな山は大源太山(1764m)。

平標山~仙ノ倉山17 平標山(左)と三角山(右)をズームで。

平標山~仙ノ倉山18 北西には苗場山が。台形状の山容が特長あるからよく目立ちます。

平標山~仙ノ倉山19 新緑のダケカンバ。

平標山~仙ノ倉山20 緑に染まるアップダウンの尾根道をひたすら前進。

平標山~仙ノ倉山21 ダケカンバと青空が最高です!こういう景色に包まれると不思議と疲れが吹っ飛ぶんです。

平標山~仙ノ倉山22 尾根の窪んだところにはブナの木々も。

平標山~仙ノ倉山23 ダケカンバの木々は何度見ても見飽きません。樹形とか樹肌の白さとか最高ですね。

平標山~仙ノ倉山24 初めは遠かった大源太山も歩いていくに連れて間近に大きく近づいてきました。

平標山~仙ノ倉山25 後ろを向くと最初に踏んだ三国山(中央の台形状の山)はすっかり遠く離れてしまってました。

三国山&平標山&仙ノ倉山登山地図

【コースタイム】
4:55上越橋→5:30三国峠→6:10三国山→7:20三角山→8:10平標山ノ家→8:50平標山→9:30仙ノ倉山→10:30平標山→11:10平標山ノ家→12:00三角山→13:50三国峠→14:10上越橋

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