水晶山&雁坂嶺~静寂の黒岩尾根紅葉編【後編】

水晶山&雁坂嶺~静寂の黒岩尾根紅葉編【後編】
2014年11月9日

登山した日-2014.10.4

コケの世界広がる水晶山

雁坂小屋から先は雁坂峠雁坂嶺方面へ向かう道と、水晶山へ向かう道と二手に分かれていました。

今回は先に水晶山から登ろう!という事で水晶山方面の道ををチョイスして緩やかな斜面を登ると、雁坂嶺~水晶山間の主稜線に立ちそのまま南に伸びる尾根を水晶山へ向けて進みました。

松脂の匂いが鼻につく陰鬱な森の中はコケがはびこってなんだか不思議な世界に迷い込んだ感じ。

一見何の見栄えもないコケだけど目を凝らして見れば色々な姿形のコケがあって、その上を細い足をしたクモみたいな姿のザトウムシがカサカサ歩いていてミクロの世界も豊かな生き物たちに包まれています。

ダラダラ続く登りを30分登ると、開けた空間と木のベンチや標識が立っているのが見えてきました。水晶山山頂へ到着です。周辺はすべて木々に覆われていて展望は全く利きません。椅子に腰掛けてパンをかじりながら辺りを眺めてると山頂標識が熊に傷つけられているのを見つけたので、近づいてみたら熊の毛が付着していました。

水晶山&雁坂嶺23 雁坂小屋で水晶山方面と雁坂峠方面の二手に道が分かれていました。先に水晶山方面をチョイスして雁坂峠はその後に向かおう。

水晶山&雁坂嶺24 雁坂小屋から15分ほど登って主稜線の分岐点へ到着。

水晶山&雁坂嶺25 主稜線から水晶山までの道は荒れた針葉樹の森とコケだけが広がる陰鬱な世界。

水晶山&雁坂嶺26 コケの絨毯がどこまでも。

水晶山&雁坂嶺47 ザトウムシ。クモの仲間だけど愛嬌ある姿をしてるからキモかわいいみたいな。

水晶山&雁坂嶺27 水晶山山頂は針葉樹の木々に覆われて展望ゼロ。

水晶山&雁坂嶺28 水晶山山頂標識。ここが標高2158mのてっぺん!

水晶山&雁坂嶺29 水晶山の山頂標識が不自然に傷つけられて破損していて、傷のまわりには動物のものと思われる黒い毛が付着。きっとクマがかじったか引っ掻いたに違いありません。

雁坂峠への明るい道

元来た道を戻って雁坂峠へ向かうと、水晶山で見た鬱蒼とした森も苔むした世界も無くクマザサと疎林が続く明るい尾根道で、起伏も緩やかだから高原を歩くような山歩きが出来てちょっとした稜線満歩を楽しめます。

やがて開けて来ると草原が広がる雁坂峠と背後にそびえる雁坂嶺の頂きが見えて来るものの、ガスが覆って全容は見えずちょっと落胆。

雁坂峠へ辿り着くと南側の展望が大きく開けたササ原の展望地になっていて、晴れていたら富士山を綺麗に拝めるけどやっぱり何も見えず、冷たい風が絶えず吹き抜けて寒いから長居はせずそのまま雁坂嶺を登って行く事にしました。

水晶山&雁坂嶺30 水晶山を後にして針葉樹広がる登山道を雁坂峠へ向けて歩いていきます。

水晶山&雁坂嶺31 ササと灌木の稜線を歩き続けて。雁坂峠はまだかなぁ?

水晶山&雁坂嶺32 雁坂峠付近まで来ると遠くに雁坂嶺が見えてきました。

水晶山&雁坂嶺33 雁坂嶺を望むも雲の去来が激しくて雁坂嶺は姿を見せたり見せなかったり・・・の繰り返し。

水晶山&雁坂嶺34 ササ原と白骨林。

水晶山&雁坂嶺35 雁坂嶺と水晶山間の鞍部にある雁坂峠へ到着。笹原が広がる気持良い場所です。

水晶山&雁坂嶺36 雁坂峠から甲府側(南側)を望んでみてもガスで何も見えず・・・。天気が良かったら正面に富士山が見えるんだけどなぁ。

水晶山&雁坂嶺37 雁坂峠から雁坂嶺の登りに取り掛かると、所々紅葉が見頃でした。

曇天の雁坂嶺

雁坂嶺から登りにかかると真っ赤に色付いたドウダンツツジの木があってあまりに鮮やかすぎて綺麗!、そういえば考えてみると間近で紅葉を楽しめたのは今日のコースでここだけだったなぁ。

そのドウダンツツジの木を過ぎると、その後はダケカンバやシラビソ・コメツガの密林の中の登りで、それらの木々は立ち枯れているものが多く荒んだ陰鬱な風景が続くばかり。

見るものが無いからひたすら登りに専念する事およそ30分、小さな空間に出るとそこが雁坂嶺山頂でした。雁坂嶺山頂も水晶山同様木々に包まれていたけど、南面の森が若干開けていたから展望が期待できるものの相変わらずの曇天で視界はゼロ。

今回の登山は天候もスッキリしないし、展望にも恵まれなかったなぁ。でも静かな山歩きが出来て存分に森や紅葉を楽しめたし、今度は新緑の時にもう一度同じコースを歩いてみたいな。

そう思える程に黒岩尾根と水晶山・雁坂嶺のコースは森歩きをするのに魅力的な場所です。(終)

水晶山&雁坂嶺38 紅葉の主役はドウダンツツジ。

水晶山&雁坂嶺39 こっちの紅葉もドウダンツツジ。色鮮やかでキレイすぎ。

水晶山&雁坂嶺40 コケの上の幼木も、控えめに紅葉をアピール。

水晶山&雁坂嶺41 雁坂嶺山頂に近づくに連れて立ち枯れた木々が目立つ森の中。

水晶山&雁坂嶺42 雁坂峠から登ることおよそ30分ほどで雁坂嶺山頂に到着しました。

水晶山&雁坂嶺43 雁坂嶺山頂の三角点と標識。ここは標高2289mのてっぺん!

水晶山&雁坂嶺44 雁坂嶺山頂は森に包まれて見晴らしはイマイチ。かろうじて甲府側(南面)が多少開けてるけどその展望もガスで何も見えず。

水晶山&雁坂嶺45 天気はイマイチで展望には恵まれなかったけれど、豊かな森の中静かな登山を堪能できて大満足。

水晶山&雁坂嶺46 雁坂嶺山頂を離れて雁坂峠へ戻っていくとガスは晴れて、正面に水晶山の頂を望めました。

水晶山&雁坂嶺登山地図

【コースタイム】6:30出会いの丘→7:00林道終点→8:00あせみ峠→10;00黒岩展望台→10:40雁坂小屋→11:15水晶山→12:10雁坂峠→12:40雁坂嶺→13:10雁坂峠→16:00出会いの丘下山