ソックス(sox) ロードサービスを使ってみた

ソックス(sox) ロードサービスを使ってみた
2015年9月14日

1.GN125H、後輪が盛大にパンクする

8月のお盆休みは、東北ツーリングしながら白神山地登山!白神山地東端の田代岳を登ろうと秋田側大館市田代町にある薄市コースの登山口を目指して、早朝ダート道の林道を駆け上がっていました。

登山口までもうあと数百メートル・・・という所でトラブル発生!突然ハンドルが取られてバイクがフラフラよろめくからバイクから降りてタイヤを見ると、後輪タイヤが見事にバースト。

タイヤ表面をチェックすると丸い何かがくっついているのが見えたと思ったらクギの頭で、しかもタイヤのど真ん中!こんなでっかい釘を踏んでしまうなんて僕はなんて運が悪いんだろう。

手じゃ取れないから工具で引っこ抜くとでかい釘がポロンと抜けました。

辺りは深いスギ林が広がる人気の無い山の中で携帯電波は入りません。さあこれからどうしよう・・・?

秋田県大館市の旧田代町市街を抜けると台形の形をした田代岳の頂がみえてきました。登山口まであと2~3キロ。もうすぐ目的地に着くんだというワクワク感は突如地獄へと突き落とされるのです。

空気が抜けてタイヤはペシャンコ。

タイヤのど真ん中にみごとにクギが刺さってる・・・。

引っこ抜くと立派なクギが出てきました

2.パンク修理材は効果があるのか?

でもこんなこともあろうかと『パンク修理剤』を携行していました。これさえあればパンクなんて怖くない!早くパンクを直してここから抜けだそう!

修理剤ボンベについてるチューブをタイヤのバルブに固定して、ボンベのコックをひねると少し粘性のある白い泡が空気と一緒にチューブを通ってタイヤに注入されてきます。

タイヤはみるみるうちに膨れ上がり、同時にクギで開いた穴から空気と泡がシューッっと音を立てながら漏れ出てきました。

1~2分ほどすると穴から空気の漏れる音が止まり泡も出なくなります。これで穴が塞がったのかなぁ???説明書には穴が塞がったらすぐに乗れるような説明がしてあるけど、念のため穴が固着するまでしばらく放置します。

10分経過。もうそろそろ乗っても大丈夫かな・・・とセンタースタンドをはずしてタイヤが地面についた瞬間、穴からシュババババと勢い良く空気と泡がタイヤから漏れ出てしまいます!

全く効果が無かったパンク修理剤、駄目だコレ使えねぇ・・・。(極小さな穴に対しては効果があるのかもしれませんが)

ここに留まっていても仕方ないから、携帯電波の入るところまでバイクを押して山道を下ります。暑い中パンクした荷物満載のバイクを押し続ける作業は辛くてしんどくて死にそう。

森を抜けると電波が入るようになってとりあえずほっと一安心。

今回使ったパンク修理剤。大きなクギを踏んてパンクした場合には効果は望めないようです。

3.ソックスロードサービスをはじめてつかってみる

さてさてこんなこともあろうかと、もう一つ用意していた最後の頼みの綱、『ソックスロードサービス』に電話することにします。

ソックスというバイク屋さんでGN125Hを買った時に加入したもので、年間4,000円程で『24時間・365日全国対応で現場まで応急対応・100kmまでのレッカーが無料』というサービスが得られます。

早速カードに記されてるフリーダイヤルに電話するとすぐコールセンターにつながり、オペレーターに事情を話すと折り返し連絡しますとの事。数分して電話がかかってきて

『お客様の近いバイク屋さんの連絡をこれからお伝えしますので、お客様で直接お店に連絡して交渉してください。レッカー代金はこちらで負担します。』との事。

僕のイメージだとコールセンターのほうで全て手配してくれるのかと思いきやそうではないようです。その理由は近くにソックスのお店が無いから。東北だと仙台店しかありません。

近くにソックスがある場合はコールセンターが手配してくれるようだけど、今回のように僻地でトラブルを起こした場合は自分で付近のバイク屋さんとやりとりしなければいけないようです。(ただしレッカー代はロードサービス側で負担するから安心してねという感じです。)

とりあえず今居る場所から近い大館市のバイク屋さんの連絡先を複数教えてくれたので、そこへ電話していきます。

しかし悲しいかな時期的に『お盆』ということで、バイク屋が休みで閉まっているのか電話が繋がりません。

・一軒目(つながらず)
・二軒目(留守電)
・三軒目(留守電)
・四軒目(つながらず)

そして五軒目。やっと電話に応答が!相手は高齢のおばあさんのような声。ところが話をしても耳が遠い感じで話が通じないし、強烈な秋田弁が混じった高齢者特有の話し口調で聞き取れず意思の疎通に一苦労、必死になって話を続けてわかったことは『店のオーナーである息子が外出で居ないから対応出来ない』との事のようです。残念。

もう一度コールセンターに連絡して他の店の連絡先を教えてもらい、再び電話をかけまくります。

・六軒目(つながらず)

七軒目、やっと電話がつながった!事情を話すと『今から引き揚げ行く』との事。た・・・助かった!

コールセンターに電話して対応してくれるお店が見つかった事を伝えると、『レッカー無料サービスを今回受けますか?』と聞いてきたのでその辺を詳しく訊くと、1つのトラブルに対してレッカー無料サービスを受けられるのは1回のみとの事。

つまり『バイクをレッカーでお店まで運びました。でもこのお店じゃ直せないから別のお店へレッカーで運ぶ場合のレッカー代はお客様全額負担ですよ。』

今回対応してくれるお店は大館市内にあり、レッカー距離はだいたい20kmくらいだからそんなに代金はかからないだろうという予想と、万一直せないことも考慮して、レッカー代無料サービスを受けるのは今回はお断りすることにしました。

ソックスロードサービスのカードに記されたフリーダイヤルへ連絡します。

4.その後

待つこと1時間、1台の軽トラがやってきました。近所の農家の人が声をかけにきたのかと思ったら、依頼したバイク屋さんの車でした。

軽トラから降りて来たのはかなりの高齢の方。今回お世話になります旨を伝えながら、バイクを軽トラの荷台に積み込むのを一緒に手伝います。

バイクを積み終えて一路バイクショップのある大館市内へ。今回お世話になるこの方は大館市のバイクショップ『丸憲モーター商会』のご主人でした。

車中で色々話をすると、中学卒業からバイク整備の道をひた進んで年齢は80歳ながらバリバリ現役との事。そんな御年なのに100kgを越す重量があるバイクを軽々と軽トラに積みこんだりと、すごくバイタリティのある方です。

年に何度か僕のように白神山地の林道でトラブルを起こすライダーからの救助の依頼があるそうです。

また時には修理部品が届くまでライダーを家に何日も泊めてあげたり、直ったバイクを直接新潟まで搬送したりといった話や、大館市の観光話などをしていくうちにお店へ到着しました。

早速修理にとりかかります。タイヤを外してチューブを水に浸けると穴は1箇所だけじゃなく数カ所開いていました。これじゃあパンク修理剤ではどうにもならないですね。運が良いことにチューブの在庫もあったので交換してもらうことに。

今回掛かった費用は、チューブ代2300・工賃4000・レッカー代2000の計8300円でした。思ったよりリーズナブルでした。

バイクが直ってお店を出たのがお昼12時。途中で登る予定だった田代岳の山並み見上げると積乱雲が盛り上がり、雲の真下はカーテンが垂れ下がっているように白く染まっていて、間違いなく雲の真下は激しい雷雨。

この時間帯だとちょうど僕は田代岳の稜線まっただ中を歩いていたはず。もしあのままパンクせずに田代岳登山していたら、土砂降りに見舞われて大変な思いをしていたに違いありません。

パンクしてて良かったのか・・・良くなかったのか・・・そう思うとなんだか複雑な思いです。

軽トラに積み込まれたGN125H。これから大館市のバイク店まで運ばれていきます。

職人技のように素早い手つきでタイヤを外していきます。

修理完了。これでまた思う存分走れます!

今回対応して下さった『丸憲モーター商会』さん。ほんとうにありがとうございました!!

田代岳方面を望むと積乱雲が盛り上がっていてその真下は真っ白になって何も見えません。雲の下は土砂降りのようです。パンクしないで田代岳登っていたら今頃あの雨の中だったんだろうなぁ・・・。

5.入っておくと安心なロードサービス

ツーリングでは何が起きるかわからないからロードサービスに加入しておいた方が良いと感じた機会でした。基本レッカー代は高くつくことが多いので、万一の補填という意味では有用だと思います。

任意保険の中にはロードサービスが付帯してるのもあるけど、そうでない場合は個別にロードサービスを加入する事になります。有名どころではJAFの二輪サービスがあるけど年4000円でレッカー無料サービスは15kmまで。

それと比較すると僕が加入していたソックスのロードサービスJAFよりはお得かも。

※2015年現在ソックスのロードサービスの内容が変わってしまい、年3000円(距離50kmまで無料)と年6000円(距離無制限)の二種類のみに変更になったようです。

ソックスは『イエローハット』系列のお店ですが、同系列のバイク用品店にりんかんでも同じロードサービスがあってこちらは年会費3240円で15kmまでレッカー無料+『100kmまでの帰宅費用のサポート』が付いています。