奥秩父・金峰山で見た花と高山植物(6月)

奥秩父・金峰山で見た花と高山植物(6月)
2016年7月10日

今回金峰山を登った2016年は暖冬小雪で、しかもずっと高温傾向だったから例年より花の咲くのが早い感じです。

登山した日-2016.6.11

レンゲツツジ

大柄で鮮やかなオレンジ色~朱色の花を付けるツツジで、初夏の高原の主役的存在です。シラカバ林の中に咲いていることも多くてその景色を見れば誰もがメルヘンチックな感覚に包まれる事でしょう!

金峰山レンゲツツジ

アズマシャクナゲ

今回の登山で最もよく見た花の一つで、大日小屋付近では群落になっていて見事です。標高2500m以上の森林限界ではハイマツに混じって咲いているのも見かけました。

金峰山アズマシャクナゲ1 金峰山アズマシャクナゲ2 金峰山アズマシャクナゲ3

タカネニガナ

風当たり強い岩場の岩の裂け目によく咲いています。ぱっと見は華奢な植物なのによくこんな過酷な場所に根を下ろすよなぁ・・・。

金峰山のタカネニガナ

コミヤマカタバミ

シラビソ、コメツガの薄暗い針葉樹林の中でよく見かけた花。小さい花だからつい見落としがちだけど、花の少ない針葉樹林帯では貴重な存在です。

コミヤマカタバミ金峰山

ウスバスミレ

コミヤマカタバミ同様シラビソ、コメツガの薄暗い針葉樹林の森の中に咲いていました。

ウスバスミレ金峰山

キバナノコマノツメ

黄色のスミレは比較的標高の高い所に咲くものが多く、このキバナノコマノツメも高山を主な住み家にしています。最初にキバナノコマノツメを知った時は『何て変わった名前のスミレなんだろう?』と思ったけど、漢字で書くと『黄花の駒の爪』。つまり黄色い花の馬(駒)の蹄の形をした葉。という意味を知ってなるほどなぁって一人納得。

高山植物キバナノコマノツメ 金峰山の花キバナノコマノツメ

ミヤマダイコンソウ

風当たり強いガレ場に咲き、黄色い花と金属光沢のあるテカテカした葉が特徴の高山植物。ミヤマダイコンソウの見頃は7月からだから時期的にちょっと早くてつぼみが殆どだったけど、一輪だけ咲いてるのがありました。

金峰山の高山植物ミヤマダイコンソウ

ミツバオウレン

薄暗い針葉樹林帯の湿った場所でよく見かける白い花。金峰山では高山帯の高山植物の群落に混じって咲いていました。

金峰山のミツバオウレン

ハクサンイチゲ

日本の高山植物の中で最もポピュラーな存在のハクサンイチゲは、日本アルプスなどではごく普通に見られるけど、ここ金峰山ではなかなか見ることができません。何故なら人が近づけない断崖に咲いているからです。

金峰山のハクサンイチゲ1 金峰山のハクサンイチゲ2

ミネズオウ

一つ一つの花は米粒ほどの大きさで目立たないからつい見落としがちだけど、よく見ると星形の愛らしい花。

金峰山のミネズオウ

ツマトリソウ

針葉樹林帯や高山地帯の林縁に咲く白い花。

金峰山のツマトリソウ

コケモモ

上の写真が花で下がつぼみ。この花も米粒程度の大きさしかなくホントちっちゃいです。

金峰山コケモモ 金峰山コケモモ

イワヒゲ

ツツジの仲間だけど、姿形はとてもツツジらしくない不思議な高山植物。高山地帯の風当たりの強い岩場にへばりついています。枝葉はヒノキの葉っぱに似ているけど、ヘビやミミズの節みたいに見えて少しキモい。でも花は釣鐘型で結構可愛い。いわゆるキモカワイイ系の高山植物って感じですね。

金峰山イワヒゲ1 金峰山イワヒゲ2

クロマメノキ

ガレ場の高山帯でコケモモやガンコウラン等と一緒に群落を作ってマット状に広がり、いかにも『高山帯』らしい風景を見せてくれる樹木です。ツツジの仲間で花はドウダンツツジのような釣鐘型でブルーベリーのような黒い実を付けるのが特徴。秋は真っ赤に紅葉してこれがすごく綺麗。

金峰山クロマメノキ

ナナカマド

花はまだ咲いてなかったけどとりあえず一枚パシャリ。

金峰山ナナカマド

アカバナヒメイワカガミ

アズマシャクナゲとともに今回の登山で最もよく見た花で、岩の割れ目に根を下ろして真紅の花を鮮やかに付けてとても目立つ存在でした。

金峰山アカバナヒメイワカガミ1 金峰山アカバナヒメイワカガミ2 金峰山アカバナヒメイワカガミ3

コメバツガザクラ

金峰山山頂付近のガレ場で遭遇。白~クリーム色の釣鐘型の花を沢山付けてひっそり咲いていました。

金峰山のコメバツガザクラ1 金峰山のコメバツガザクラ2

キバナシャクナゲ

日本では最も標高の高い場所に咲くシャクナゲで、中部地方では標高2500m以上のハイマツ帯という過酷な環境の中で育ち、花はクリーム色の大柄で綺麗だからシャクナゲ界の絶対王者だと僕は思うのですがどうでしょう?

金峰山のキバナシャクナゲ