秩父山地・大平山の山奥深くで見たフクジュソウのお花畑

秩父山地・大平山の山奥深くで見たフクジュソウのお花畑
2018年4月15日

2017年のある日。武甲山を登山していた僕は、山頂で出会った登山者から写真を見せてもらってびっくりしました。

それは『フクジュソウ(福寿草)』が斜面一面咲いている画像で、斜面を一面黄金色に染めた光景があまりにも綺麗だったからです。

今までフクジュソウの野生の花を見たことが無かったから、ぜひ見たいと思い登山者から場所を教えて貰って早速行ってみることにしました。

ちなみに登山者曰く、その場所は秩父の山奥にあって登山道も道標も無い急斜面にあるから簡単に行ける所では無いとの事。果たしてその斜面を黄金色に染めるフクジュソウのお花畑とは一体どんな所なのでしょうか?

※このフクジュソウのお花畑は公になっていない場所なので、本記事では具体的な場所はボカしています。ごめんなさい!

登山した日-2018.3.17

1.駐車場~序盤のスギ・ヒノキ人工林

駐車場から歩いて数分程で小さな集落へやってきました。写真右にある森の奥へ続く山道が入り口です。

序盤の登り、山道はしっかり明瞭。

途中廃屋を2箇所ほど通り過ぎていきます。ちょっと前まではこの山奥にも人の営みがあったんだな・・・と廃墟を見て感傷に浸ったり。

2つ目の廃屋を過ぎて間もなくすると、見晴らしがぱっと開けて秩父山地を一望できました!あの山並みのどこかにフクジュソウは咲いているんだ。

2.人工林を抜けて沢沿いを行く

山道を逸れて足跡の無い急峻な谷筋を下っていくと・・・

沢へ降り立ち、しばらくは沢に沿っての山歩き。

薄暗い沢の真ん中に苔むした石は、かつてあったわさび田の跡。

標高を上げていくと沢の水は枯れてしまい、辺りの勾配はどんどん急になっていきます。

疲れたから一服してると一人の登山者がやってきました。『フクジュソウはもうそこだよ。』と、僕に声をかけて先へ進んできました。でも辺りを見渡してもフクジュソウが咲いている気配はまったくないんですよね。。。

再び歩き始めて間もなくすると、突然というか不意打ちのようにフクジュソウのお花畑が現れてびっくり。色褪せた斜面の一角だけフクジュソウの絨毯が広がっているのです!

3.フクジュソウギャラリー

フクジュソウのお花畑はこんな感じ。時期的にちょっと早かったのか6~8分咲きくらいでした。

フクジュソウのお花畑には先程僕を追い越していった登山者が写真を撮っていました。この登山者はここへは何度も訪れているそうで、昔のフクジュソウのお花畑の様子を色々語ってくれました。この場所は元々はごくごく限られた人しか知らなかった場所だったけれど、少し前に山岳雑誌にここが取り上げられてから訪れる人が多くなったそうです。

ここ数年はツアー登山のコースにもなってるそうで、麓の駐車場には登山者を乗せたマイクロバスが何台も来るとか。

大勢登山者が来るということはお花畑が荒らされることにも繋がり、お花畑のあちこちに人の踏み跡が出来ていたりしました。

ひとしきりお花畑で時間を過ごしたあと、次の山を目指してフクジュソウのお花畑を後にしました。するとたちまち花は無くなり、草すらない殺風景とした森の景色が広がるばかり。さっき僕が見たあのフクジュソウのお花畑はまるでウソかまぼろしのように感じてしまうほどでした。

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